認知症の父から、今日も電話がかかってきた
2026-07-0708時56分。1分。
これが今日の父との会話時間です。
08時56分
父
「mamoru。ジジだけど」
私
「うん、どうしたの?」
父
「今住んでいるところ、ここ何丁目だっけ」
横で母に確認しているようでした。
「今住んでいるところは2丁目」
少し間を置いて、父が続けます。
「前に住んでいたところ、住めないかね」
私
「もう他の人が住んでるよ」
父
「他に住むところないかね」
私
「ないよ」
「お金だってないでしょ」
父
「お金ないよ」
「いくらかかるの?」
私
「100万円くらいかな」
適当に答えました。
父
「あー、じゃあ無理だね」
「じゃあね。すいませんね」
これが今日の1分間の会話でした。
もう、毎回この電話に疲れてしまいます。
今日は9時前だったので、まだ早すぎる時間ではありませんでした。
それでも、電話がかかってくる時間は父の都合です。
父は普通に会話をしているつもりなのでしょう。
でも、こちらは毎回ほとんど同じ内容を繰り返し聞かれるため、精神的にはかなり負担になります。
以前、精神科の先生に父からの電話のことを相談したことがあります。
先生は、
「電車に乗れなくて実家へ行けないのだから、それは我慢するしかないね。それも親孝行だよ。」
そして、
「お母さんの方がもっと大変ですよ。」
と言いました。
もちろん、その言葉も理解はできます。
実際、一番大変なのは毎日父と一緒に暮らしている母です。
でも、電話を受ける側も決して簡単ではありません。
毎回ほぼ同じ内容を聞かれ、そのたびに説明を繰り返すことは、想像以上に精神的な負担になります。
認知症の方によく見られる行動だということも理解しています。
だから父を責めたいわけではありません。
ただ、私自身にも心の余裕がなく、この状況を受け止め続けることが、とても苦しく感じる日があります。
電話に出る時間を決めたり、ある程度距離を置いた方がいいのかもしれません。
でも一方で、「父や母の体調が悪い」という緊急の連絡だったらと思うと、電話に出ないという選択も簡単にはできません。
結局、今日も電話が鳴れば出るしかない。
それが今の私の現実です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
MACLIFELab
