折りたたみiPhone、最後にAppleに期待したいのは「キーボードの再発明」
2026-09-01| 画像:生成AI(ChatGPT)で作成 |
もう間もなくですね。
噂されている折りたたみiPhoneの発表が近づいてきました。
これまでも何度か折りたたみiPhoneについて記事にしてきましたが、発表前の記事は今回が最後になると思います。
ここから先は、実際に発表されてから答え合わせをすることになるでしょう。
最後に取り上げたいのは、「折りたたみiPhoneは、本当にiPhone Ultraという名前になるのか?」ということです。
これまでも書いてきたように、現在出ている噂を並べてみると、どうも「iPhone Ultra」という名前だけが妙に立派で、実際の中身は本当にUltraなのか?という疑問があります。
現時点の噂では、折りたたみiPhoneは約7.8インチの内側ディスプレイ、5.5インチ前後の外側ディスプレイを搭載し、A20系チップ、デュアルカメラ、Touch IDなどが候補に挙がっています。
一方で、望遠カメラやFace IDなど、通常のPro系モデルより省かれる可能性も報じられています。
ここが私はかなり気になっています。
「Ultra」という名前なら、普通はもっと期待します。
Appleの「Ultra」って、単純に「一番高い」という意味ではありません。
Apple Watch Ultraなら、
大型化
耐久性
バッテリー
アウトドア用途
など、高価である理由が機能として分かります。
MシリーズのUltraも同じです。
だから、
「高いけど、その分Ultraだから凄い」
という納得感があります。
ところが折りたたみiPhoneが、
30万円近い
↓
でもカメラはPro Maxより弱い
↓
Face IDもない
↓
一部機能にも制約がある
↓
チップもProと同等か、それ以下かもしれない
となったら、
「いや、それUltraなの?」
となります。
実際、海外でも「Ultraという名前なのに、Pro系の最上位仕様を満たさないのではないか」という疑問が出ています。
だから私は、今の噂通りなら、折りたたみiPhoneは「iPhone Fold」くらいの位置付けでもいいのではないかと思っています。
画面を折りたためるという機能そのものが大きな特徴ですからね。
価格とブランド名に感じる矛盾
そして、それなら「無印iPhoneが折りたためる」という商品として、20万円前後で出してほしい。
むしろ、そのほうが分かりやすいと思います。
例えば、
iPhone 18
→ 普通のスマートフォン
iPhone 18 Pro
→ カメラ・性能重視
iPhone Fold
→ 折りたたみ・大画面重視
これなら、
「性能を犠牲にしてでも、折りたたみという形を買う」
という商品になります。
だったら20万円前後でも納得できます。
ところが、
iPhone Ultra
→ Apple最高峰です!
と言って30万円。
なのに、
「カメラはPro Maxより下です」
となると、ブランドの意味と製品の中身が噛み合わなくなると思っています。
画面サイズや素材、技術コストがかかるのは理解できます。しかし、購入者からすれば最高峰の価格である以上、すべての面で最高スペックを期待してしまうのは自然なことです。
そして、ここをAppleがどう説明するのかが面白いところです。
私がApple側だったら、Ultraという名前を使うなら、単純な性能競争ではなく、「薄さ・折りたたみ機構・ディスプレイ・携帯性そのものをUltraにする」方向で説明すると思います。
つまり、
「世界最高性能のiPhone」
ではなく、
「Appleが実現できる、最も高度なフォームファクター」
としてUltraを定義し直す。
実際、噂されている端末はかなり薄く、折り目を極力目立たなくすることや、新しいヒンジ構造などが重要なポイントになっています。
そうなると、
性能のUltraではなく、設計のUltra。
これなら、みんなが「さすがApple」と認めてくれそうなんですよね。
折りたたみスマートフォンの真のメリットとは
そもそも、折りたたみのメリットは何なのか?
それと、MM総研の調査でも「折りたたみスマートフォンのメリットが分からない」ということが購入しない理由として大きかったとされています。
そこへ、
「30万円です」
と来たら、
「じゃあ、いいや」
となりやすい。
逆に、
「19万9800円です」
だったら、
「え、iPhoneが折りたためるの?ちょっと欲しい」
という人が一気に増える可能性もあると思います。
折りたたみを普及させる価格と、Ultraブランドで利益を取る価格が、完全に逆方向なんですよね。
だから私は、今の噂を見ていて、
Appleが本当に「Ultra」という名前を付けるのか
をかなり注目しています。
もし本当にUltraなら、
「30万円でも納得させられるだけの何かを持っているのか?」
を見たい。
逆に、「無印iPhone+折りたたみ」くらいの位置付けなら、
20万円前後で出してくれたら、とんでもなく面白い。
そう思っています。
そして今の噂の最大の矛盾は、まさにそこです。
折りたたみiPhoneは「普及させるなら安くしたい」のに、Appleが付けようとしているかもしれない名前は「Ultra」。
この組み合わせ、なんともAppleらしいというか……ちょっと嫌な予感もします。
Appleには「キーボードを再発明」してほしい
そしてもう一つ。
Appleには、折りたたみiPhoneの発表に合わせて、キーボードを再発明してもらいたいと思っています。
Androidの折りたたみスマートフォンには、もう8年近い積み重ねがあります。
薄くする。
軽くする。
折り目を減らす。
耐久性を上げる。
カメラを改善する。
もちろん、これからも進化は続くでしょう。
ただ、ハードウェアとしてはかなり答えが出てきています。
「今までできなかったこと」が毎年ドンと出てくる段階では、もうないと思います。
だからAppleが折りたたみ市場に入ってきても、
「開いたら大画面になります」
だけではダメだと思っています。
そこで私は、Appleに「キーボードを再発明」してもらいたい。
今の折りたたみスマートフォンって、せっかく7~8インチの画面を持っているのに、
キーボードを出す
↓
画面の下半分がキーボードになる
↓
結局、見えている画面は半分
ということになります。
「大画面にしました!」
↓
「でも文字入力すると半分隠れます」
……ちょっと笑えます。
だったら、
「キーボードそのものを変える」
という発想があってもいいと思うんです。
折りたたみiPhone専用「ポインティングキーボード」という案
私はMacでブログ記事を書いています。
だから、折りたたみiPhoneでも文章を書けるように、Appleにはこんなものを考えてほしい。
折りたたみiPhone専用「ポインティングキーボード」
画面を横向きにして、
左側
→ 仮想キーボード
右側
→ トラックパッド
あるいは逆でもいい。
左右どちらかに、Macのトラックパッドのような操作領域を作るんです。
すると、
文字入力
→ キーボード
カーソル移動
→ トラックパッド
範囲選択
→ トラックパッド+キー
コピー&ペースト
→ ジェスチャー
という使い方ができます。
これならBloggerの記事を修正するときも、
「この一文字だけ直したい」
という作業が、今のスマートフォンより圧倒的に楽になると思います。
スマートフォンのタッチ操作で、文章の途中にカーソルを入れるのって、いまだに面倒ですからね。
持ち方や姿勢によってUIが変わる仕掛け
そして、もっと面白いのは、キーボードを固定しないことです。
例えば、
普通の縦持ち
→ スマートフォン
横持ち
→ 文章入力モード
両手で持つ
→ 左右に分割されたキーボード
机に置く
→ Mac風キーボード+トラックパッド
というように、端末の持ち方や置き方を認識して、OSそのものがUIを変える。
これなら、
「折りたたみだからできること」
になります。
音声入力だけでいいという考え方もあるかもしれません。
でも、外ではそうはいきません。
音声入力って便利だけど、電車の中や喫茶店で、
「こんにちは、今日のブログ記事なんだけど……」
なんて喋っていたら、私はかなり怪しい人になります。
外で静かに文章を大量に入力する方法は、まだスマートフォンではちゃんと解決されていないと思います。
物理キーボードを付ければ解決する。
でも今度は荷物になる。
だったら、
折りたたみiPhoneそのものを「文章入力端末」に変えてしまう。
これはAppleがやったら、かなり面白いと思っています。
初代iPhoneの精神を受け継ぐ新しい入力体験へ
そして実はこれ、初代iPhoneの精神にも近いと思うんです。
ジョブズがやったのは、
「物理キーボードを小さくする」
ことではありませんでした。
そうではなく、
「物理キーボードそのものをなくして、画面を入力装置にする」
という発想でした。
だったら次のAppleは、
「スマートフォンのキーボードって、本当に今のQWERTY配列でいいの?」
と、もう一度再発明してもいい。
例えば、
文字入力+トラックパッド+ジェスチャー+AI
を組み合わせた、新しい入力方法です。
これが実現したら、私が折りたたみiPhoneで一番欲しくなるのは、カメラでも薄さでもなく、そこだと思います。
「見る端末」から「作る端末」へ
折りたたみiPhoneを、
「コンテンツを見る端末」
から、
「コンテンツを作る端末」
へ持っていく。
これなら、
「折りたたみじゃなきゃダメなんだよ」
という問いに、初めてちゃんと答えられる気がします。
今の噂通りの折りたたみiPhoneなら、
「うーん……iPad miniでよくない?」
というのが、今の私の正直な感想です。
でも、Appleがキーボードまで再発明してきたら、
「これは面白い!」
と、私も一気に気持ちが変わると思います。
折りたたみiPhoneの発表まで、もう間もなく。
ここまで書いてきたことが、どこまで当たっているのか。
そしてAppleが私たちに、「折りたたむことで何が変わるのか」をどう見せてくるのか。
いよいよ答え合わせです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
MACLIFELab