2026年3月7日土曜日

崩れる日常の足音。拒絶する父と、倒れた母

朝、介護サービスからの連絡で、日常は一瞬にして色を変えた。

母が朝から嘔吐し、寝込んでいるという。


急いで実家に電話を入れると、出たのは父だった。

「母さんは朝から寝てるよ」

至極のんびりとした、まるで危機感のない声だった。

救急車を呼ぶように伝えても、
「いいって言ってた」
と繰り返すばかりだ。

母のことだ。
入院となれば周りに迷惑がかかると考えて、無理をして「大丈夫」と言っているのではないか。