初めて自分で買ったMacは、PowerBook170だった。
1991年に出たモデルで、当時としては信じられないくらい薄くて軽くて(といっても今見るとずっしりだけど)、あのアクティブマトリクス液晶のグレア感と、25MHzの68030+FPUの組み合わせに完全に心を奪われたのを覚えている。
PowerBook170と併せてアプリはエクセル、キッドピクス、EGWORD、EGBRIDGEを購入した記憶がある。当時はCanonで購入した。
それから30年以上。
PowerBook180c
Quadra
PowerMac
cube
iMac→何代かに渡って購入
Air
MacBook Pro16・M2
忘れている機種も数多くあるが、
Macはずっと私のメイン機だった。
iPhoneも初代3Gから数えて、ほぼ2年ごとに買い替えてきた。新しいカメラ、新しいチップ、新しい色が出るたびに「これは欲しい」と思えた。
でも、ここ数年、何かが変わった。
最初は小さな違和感だった。
・MacBookの新モデルが出ても「へえ、M4か……ふーん」くらいの反応
・iPhoneの発表会を見ていても「カメラすごいね」で終わってしまう
・「2年経ったから買い替えようかな」と考える瞬間が、ほとんどなくなった
昔は発表日の夜中にイベントを見てワクワクする瞬間が、最高のイベントだったのに。
何が原因なんだろうと、自分なりに考えてみた。
1. スペックが「必要十分」を超えて久しい
今使っているMacBook(M2あたり)は、少し不満はあるが、ぶっちゃけまだまだ余裕で動 く。正直「これ以上速くなっても体感できない」ラインに、もうとっくに入っている。
2. デザインも機能も「進化」より「洗練」のフェーズ
ここ数年のMacは「すごい!」というより「より良くなったね」という変化が多い。
iPhoneもカメラは確かにすごいけど、日常で「これがないと困る」というほどの差は感じな
くなった。
3. Apple IntelligenceとかAIとか、正直ピンとこない
発表されても「へえ、便利そう」で終わり。
私の生活の中で「これをAIで解決したい!」という切実な欲求が、ここ数年ほとんど生まれて
いない。
4. 単純に、歳を取ったのかもしれない
20代〜30代の頃は「最新のものを持つこと=自分のアップデート」みたいな感覚があった。
でも今は「今の道具で十分できてる」と思えることが、むしろ心地いい瞬間が増えた。
だからといってAppleが嫌いになったわけではない。
今でも使っているMacもiPhoneも、とても気に入っている。
ただ、「次が待ちきれない!」という熱が、すごく静かになった。
最近は、中古で状態の良い旧型を安く買って長く使う人の話とか、「もう5年同じiPhone使ってる」っていう声を聞くと、すごく共感する。
自分もその方向に自然と向かっている気がする。
これからどうなるんだろう。
M5とかiPhone18とか出たらまたワクワクするのかな。
それとも、このまま「今の機種で十分」路線をもう少し続けるのかな。
どっちにしても、PowerBook 170のあのワクワクから始まった長いAppleとの付き合いの中で、 今はちょっと落ち着いた、穏やかなフェーズにいるのかもな、と思う。
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