2026年3月2日月曜日

結局、みんな「他人事」なんだ。

父の病状が悪化し、1日2回の電話に追い詰められる日々の中で、最近痛感することがある。
それは、「世間というものは、どこまでいっても他人事でしかない」ということだ。


父や母の知り合いが、心配して母に電話をかけてくることがあるらしい。

だが、その内容は決まって薄っぺらな同情だ。

「区役所に相談してみたら?」

「もう、施設に入れちゃえばいいじゃない」


母から電話越しにその話を聞かされるたび、私の胸の奥にはどす黒い怒りが込み上げる。

「こっちだって、できることは全部やってるんだよ」

「一度も家に見に来たこともないくせに、簡単に言うな」


喉元まで出かかった文句を飲み込みながら、愚痴をこぼす母の話を聞く。

母の辛さはわかる。けれど、それをぶつけられる私の心も、もう余裕なんて1ミリも残っていないのだ。


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