2023年6月16日金曜日

56歳(現在57歳)男性の転職活動に至った経緯

今、私は嫌な気持ちになることが多い転職活動をしている。

ことの発端は

  昨年4月6日に母親が緊急入院をした。この日の私は朝から当たり前のように仕事をしていたが、14時過ぎに父親からiPhoneに電話が入った。母親が体調が悪く救急で病院に運ばれ、検査をしたが他の病院に回されるということで、慌てて会社を早退して転送先の病院に向かった。病院についた時には、まだ両親は病院についておらず、両親の到着を待っていた。病院に到着した母親は検査の結果、急性膵炎ということで入院することとなった。この時は私の仕事には影響が出ないだろうなという認識であった。ただ一つの懸念は父親が軽い認知症であり、玄関のドアも一人では開けられないという状況が心の中に不安としては持っていった。

その不安は、翌日から現実のものとなる。勤務中にiPhoneに着信があり、見慣れない番号だなと思ったら、父親が母親の友人を連れてお見舞いに行ったらしいが、連れて行った病院全てが間違っており、病院からの連絡であった。電話を父親に代わってもらい、病院名を告げるも、そんな病院に行ったっけとの返事、またコロナだからお見舞いに行っても駄目だよといっても、その時は理解をしてもらえるのだが、本当にその時だけであった。


翌日からは今度は早朝からの電話に悩まされることになる。朝6時前には、起きたらいないんだよとの電話。いついつ入院したでしょと言ってもエ、いつ、どこの病院に入院したのなんでとの返事。


日中は、洗濯てどうやってやるんだ、お風呂はどうやって沸かすんだとの日常生活でやること全てについて電話対応、時には会社を早退して実家に行くことも増えてきた。


そんな中、父親の様子がドンドン変になっていくのが、私からもわかるようになっていく。時間に関係なく5分おきの電話。この頃から、会社で周りの人が私をサポートしてくれてはいたが次第に周りに迷惑をかけているのが、私でもわかっていくようになる。


この頃には、介護サービスの担当者とマメに連絡を取るようになり、とにかく火の元には気をつけたいということ、父親が食事に困っているということなので、私が行けない時には、一緒に買い物に行って好きなものを買ってもらうというお願いをするようになっていった。


仕事帰りに父親ところに食材の補充などでよると、終電がなくなり、自宅まで1時間半程度かけて帰ることも増えてきて、自分も疲れが見え始めてきた。


またコロナでお見舞いが出来ないと言っても、父親は顔だけでも見たいという心境なのか、タクシーを使って病院に行くため、母親が心配していた金銭的な部分でも影響が出始めてきた。


母親の入院から数日で、エ、こんなにも生活が変化するものなのという戸惑いは正直あった。

また父親は職人だったせいか、私が実家に泊まることを頑なに拒否をし、またショートステイも拒否となり、頼れる人が介護サービスの人のみとなり、この頃は私の仕事に影響が出始め、社内に居づらい雰囲気になっていった。


この時ほど、大手の会社ならと思ったことはない。小さい会社では一人が迷惑を駆け出すと、会社のもよるのだろうけど、私が努めていた会社では非常に辛いものがあった。


そんなある日、会社から今は家のことに専念したほうがいいとの話があった。

私もそりゃそうだよなという心境である。


母親が入院して10日もせず、私は会社を辞めることになった。






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